So You Think You Can Dance Top 10 performance2010/01/04 17:33

ジェシカのリタイア宣言で始まった今回のSYTYCD。
毎週毎週ボコボコに言われていたジェシカなので、今回のリタイアは本当に骨折のためなのか、折れたのは肋骨じゃなくて心なんじゃないかとか、はたまた政治的配慮の結果なんじゃなどと勘ぐることひとしきり。

marktop10

しかしペアを解消して失速するのがまさかマーク金村の方だったとは。
番組初登場のツーステップ(Country Two Step)は、速いテンポで難度が高そうな割には大技がなくアピール性に欠けるという、まるで魔のクイックステップのカントリーバージョンのようなダンス。とにかくきびきびと軽快に踊ってツーステップというダンスそのものの魅力をアピールするしか道はなかったと思うが、これが悲しいくらいにグズグズで、ツーステップ振興協会なんてものがあったら名誉毀損で訴えられそうな出来だった。これをチェルシーと踊っていれば、と悔し涙にくれたファンは少なくなかったはず。

続くジャズはジャミロクワイの音楽(Canned Heat)もマークの雰囲気にぴったりで巻き返しなるかと思いきや、全く弾けきれずに不完全燃焼に終わってしまい残念。スタイルが悪く見える(悪いのか?)衣裳も何かヘン。それにしてもジャッジのコメントを聞いている時のケーリントンの能面のような仏頂面はいかがなものか。当時18歳で批判されることに不慣れだったんだろうが、東のセイン・西のケーリントンで笑顔番付を争い、ミリオンダラースマイルと褒めそやされていたのに完全にスイッチオフ状態。これが票を大きく左右したのではと思うほどインパクトのある画だった。

マークは男子グループ演技でウィルの隣で踊ったりするとどうしても技術的に見劣りしてしまうし、ソロの演技は確かにユニークだが物足りない。マークのやりたい事は何となく分かる気はするが、今のままだと「アハハーなんかヘン」で終わってしまいそう。「ヘンだけどかっこいい」「ヘンだけど凄い」「気持ち悪くてヘン」(これはダメか)と言わしめる内容の振付でないと、アピールしやすい身体能力系ヒップホップや感動系コンテンポラリーのソロには負けてしまう。もしくはノリの良いアップテンポの曲ではなくて、TOP16のグループダンスのような方向性の「ヘン」で行くか。
男子トップ3に入って欲しいと思っていたが、ウィルはケイティと組んで息を吹き返してしまったし、ペアダンスは今ひとつのトゥイッチも何故か人気があるようなので、この先の道は険しそうな予感。

chelsie_gev

一方チェルシーは新・相棒ゲブとのコンビネーションも悪くなく、コンテンポラリーもジャイブも取りこぼさずにジャッジも絶賛と、ひとりで奮闘中。ジャイブのキレのある動きは素晴らしかった。チェルシーってこんなに速く動けるんだとへんな感心。
ただリハ風景でジャン・マークが踊ってみせたジャイブがそれはもうかっこよくて、あの夫妻でこの振付を踊るのを見たくなってしまった。ゲブとチェルシーのちびっこコンビがくるくると踊っているのも可愛いくて良いのは良いんだが。ジャン・マークはひな鳥みたいな顔をしたオッサンなのに、分厚い胸板にピンと張った姿勢も美しく、踊ると10倍増でイケメンに見えるのが不思議。
オーティス・レディングの「俺の腕が燃えてるゼ~」という曲そのもののコンテンポラリーの振り付けはとてもロマンティックで、マーク&チェルシーかゲブ&コートニー見てみたかった。チェルシーはマークの隣に立っている時の方が何倍もきれいに見えると思うのは、金村&高塔ファンの贔屓目だろうか。
ただチェルシーのソロダンスは予想通り壊滅的に退屈で、基本ペアで踊るボールルームダンサーには難しいのかもしれないが、もう少し魅せ方を工夫しないとこれまた今後がイバラの道になりそう。

今シーズンだけで使用回数すでに二度目、大盤振る舞い中の「番組史上最高」の冠をいただいてしまったケイティ&ウィルのパ・ド・ドゥは確かに滑らかで美しかった。
katywillpasdedeux あのしなやかな動きは、ケイティ以外の女子には難しかったと思う。ジャンプやターンひとつをとっても、例えばコートニーはチアリーダーっぽく体育会系のバネを感じさせる動きで、ケイティはしなやかで柔らかい。このダンスだけ見ていると、どうしてケイティがあんなに社交ダンスが踊れないのか理解に苦しむほど。どの振付家か忘れたが、リハ風景で「(社交ダンサーは)皆一生をかけてこれを学ぶんだ」と言っていたが、それほど社交ダンスは難しいということなんだろう。

あとディヴィッド・アーチュレッタのImagineが使われたのは嬉しいサプライズだったが、振付のためとはいえ、あの曲のアレンジは不自然すぎると思うんですけどね。

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